この記事では、2歳さんにおすすめの絵本を紹介していきます。
☑ 子どもに本好きになってほしい
☑ 2歳児向けの絵本を知りたい
絵本の読み聞かせは、大事なコミュニケーションのひとつです。
読み聞かせの声は子どもに安心感を与え、親子の信頼関係を育みます。
また、絵本を通してたくさんの色や形、ことばに触れることで刺激を受け、興味のきっかけ・脳の発達につながります。
おうちの方もいっしょに楽しんで、ぜひ積極的に読んであげてください。
うちは寝かしつけのときに必ず本を読みます。
「これをすると寝るんだ」という夜のルーティンができると、のちのち寝かしつけもやりやすくなりました。
- モンテッソーリ教育を意識した絵本
- モンテッソーリ教育的な絵本の選び方は?
- はじめてずかん1000
- 長く使える図鑑
- 迫力ある生きた写真
- 敏感期を意識した絵本
- イヤイヤ期に読みたい絵本
- 心を育む絵本
- まとめ
モンテッソーリ教育を意識した絵本
モンテッソーリ教育的な絵本の選び方は?
モンテッソーリ教育では、『本物』であることを大事にします。
日常生活の練習などでも、子どもサイズの本物を用意するんですね。
絵本でも同じです。
写真や、写実的な絵のもの
私がこれからあげるおすすめ絵本のなかにはキャラクターのものも入っていますが、モンテッソーリ教育でいえば、キャラクターよりも人間の子がおはなししたり生活をしたりする絵本のほうが適していると言えます。
写真や写実的な絵だとしても、はっきりシンプルなものを選んだ方がよさそうです。
ただ、外国のMontessori 絵本を見ても、近年は可愛らしいイラストの本も多いです。個人的な意見でいえば、あまり固執せず、両方取り入れるのがよいのではと思います。
はじめてずかん1000
ここで紹介するまでもないくらいとても人気なタッチペン付き図鑑です。
・自分でタッチペンの操作をするのがたのしい
・タッチペンで音声が聞ける
・日本語と英語両方とも学べる
・写真である
・収録語数が多い
おすすめできる点がたくさんあり、まずは手に取ってみてほしい楽しい本ですね。
長く使える図鑑
図鑑はわかりやすい写真や写実的な絵ですので、現実に即して認識することができます。
乳児から小学生あたりまで長く使えます。
一気に揃えるのもいいですが、個人的にはその時々の我が子の興味にそって少しずつ揃えるのがおすすめです。なぜなら図鑑は改訂されていくものだからです。
また、【実体験したことを図鑑で調べる】というクセを今からつけるのもおすすめです。この時期は、親御さんが調べる姿をくり返し見せてあげてください。「動物園で見た動物はなにがいたっけ?」「今日食べたごはんにはどんな野菜が入っていたかな」という感じです。
うちは小学館の図鑑NEOを中心に集めていますが、各出版社からそれぞれ特色のある図鑑が出ていますので、ご家庭にあった図鑑をご検討くださいね。
迫力ある生きた写真
ナショジオキッズシリーズです。
大きくて目をひく写真がたくさん載った絵本です。
生き生きとした自然が感じられる写真は、一般的な図鑑にはない魅力です。
シリーズものなので、そろえる楽しさもあります。
元の洋書版『National Geographic Little Kids』も、英語に触れられておすすめです。
洋書版は「Kids」と「Little Kids」があり、「Kids」のほうは年齢がもう少し上になりますのでご注意ください。
敏感期を意識した絵本
2歳さんは、ざっくり言うと「話しことば」・「感覚」・「運動」・「秩序」・「小さい物」への敏感期がある時期です。(もちろん個々によってちがうので当てはまらない子もいます。興味を示すかどうか観察してみてくださいね)
今回はそのなかから、感覚の敏感期と小さい物への敏感期にそった絵本をご紹介します。
敏感期について知りたい方はこちらの記事もどうぞ。
色彩感覚を育てる
『スイミー』や『フレデリック』の著者レオ・レオニの名作絵本です。
きれいでシンプルな絵が目を引きますね。
あおときいろが混ざると…?という色彩的なおどろきもあります。
シンプルながらも抽象的なストーリーは、人と人との関り・融和を示唆し、大人もじんわり心に沁みてくる内容です。
長く楽しめる絵本になると思います。
話はそれますが、レオ・レオニのグッズが可愛すぎて大好きです!
小さいものに興味が出たら
小さいものに興味が出てくると、『ミッケ!』や『ウォーリーをさがせ』のように、細かい部分を見て探すことが大好きになります。
もしミッケやウォーリーがまだ早いようなら、難易度の低い『アンパンマンをさがせ』をおすすめします。我が子も夢中になって繰り返しさがしていました。
上記の『チャレンジミッケ!』や『アンパンマンをさがせ ミニ』は、小さめの絵本で外出先で使えることも親としては助かるポイントですね。
イヤイヤ期に読みたい絵本
魔の2歳児なんて言われますが、「イヤ!」という言葉で自分の意思を訴えられるようになるのは喜ばしい成長です。…とはいえ、やはり親としては大変ですよね。
そんな時は、絵本の力を借りてみるのもひとつの手です。
(※イヤイヤ期がない子もいるし、時期がちがう子もいますよ!)
はみがき
はみがきってたのしい!というイメージをつけてくれる絵本です。
うちは「はみがき=嫌でも毎日しないといけないもの」と割り切り、暴れるのを抑えながらやっていました。それもまた必要だったと私は思っていますが、親もはみがきだけで結構な労力を使うんですよね。
毎日の習慣は、楽しくできるにこしたことはありません。
お着替え
服は着るもの、ズボンは履くもの。
くまの子といっしょに、どうすればいいのかな?と楽しく着替えを学べます。
慣れてくると、親がトップスを足から履くふりをしただけで、笑いながら「ちがうよ!こうやるんだよ!」と教えてくれます。(その調子で親が教えてもらうテイで着替えてもらってた時期がありました)
心を育む絵本
自分と他者は違うことや、自分の気持ちを意識し始める2歳さんには、絵本で『心』を想像する体験もしてほしいです。
思いやりを育む絵本
うちの子も大好きで、何度も読んだ絵本です。
どうぞのいすに置いてあるものをもらったら、次に来る人のために別のものを置いておく。他者を思いやる気持ちの連鎖ですね。
同じパターンや言葉のくり返しが続くのも、楽しめるポイントです。
また、この本は2~4歳対象なので長く楽しめました。はじめは読み聞かせから、最後は自分で音読して聞かせてくれるという感じです。
ごめんなさいを楽しく知る
悪いことをしちゃったら謝る。
簡単なようでなかなか難しいですね。
事前に絵本でやり取りに親しんでおけば、いざその場面が来たときに口から出やすくなります。
お野菜たちが「ごめんやさい」「いいよ」するのがかわいいんですよね。
個人的には必ずしも「いいよ」じゃなくてもいいという考えです。許せないことだってあっていい。
でも同時に教えると混乱の原因になるので、まずは「いいよ」の基本形から入るのがいいかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
親子で楽しめるお気に入りの本がみつかると幸いです。
0・1歳の記事でも書きましたが、
この時期の本は、のちのち自分で読み始めるときの良い練習教材になります。
うちは年中~年長あたりで『どうぞのいす』を何度も繰り返し読みあげてくれました。
余裕があれば、あと数年ぜひ保管しておいてくださいね。
以上、2歳さんにおすすめしたい絵本のご紹介でした。
お読みいただきありがとうございました!