生き物・自然

カブトムシの飼育方法&必要なもの【まとめ】

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この記事では、カブトムシの飼育をした際に用意した物・飼育方法を書いています。

こんな人におすすめ

☑ カブトムシの飼育に必要なものを知りたい方
☑ カブトムシの飼育方法が知りたい方
☑ カブトムシの生態を知りたい方

ゆう

飼育に必要なもの飼い方写真付きで丁寧に書いたよ
これから飼う方の参考になるといいな!

マンションでカブトムシは飼える?

結論から言うと、飼えます

ただしマンションに飼育規則がある場合は、ご自身のお住まいの管理者にご確認くださいね。
(虫の飼育まで細かく書いてあるものは見たことないので、ほとんどの場合大丈夫だと思います)

後ほどご紹介しますが、カブトムシの飼育に必要なものは100均でも揃えられます。
あとは室内に虫かごを置くスペースさえあれば大丈夫です。

あえて言えば、活発な夜間に羽音などがうるさい場合があります
ブーンという低い音や、飛びまわってケース内にぶつかるカンカンいう音です。
元気な子だと、これがまた結構うるさい…
できれば寝室とは離れた場所に置くことをおすすめします。

カブトムシ入手方法

空気穴をあけたおかずパックに入ってやってきたカブトムシ

我が家は、近場の方にジモティで連絡を取り、直接会って譲っていただきました。

(その節は格安で譲っていただきありがとうございました。)

他の入手方法はこちら

  • 公園で採集
  • 人に譲ってもらう
  • 昆虫ショップやペットショップで買う
  • ネット通販

東京の公園にはいないだろう…と思っていたら、「カブトムシいたー!」と満面の笑みで採集している子を見かけたことがあります。(羨ましい…笑)
東京の公園にもカブトムシはいます!

公園で採集する場合は、夜や朝方を狙うのが常套手段です。
昼に活動する子もいますが、暑い時間帯は土に潜っている子のほうが多い気がします。

夜間や朝方に採集する場合は、子どもだけではなく、必ず大人同伴で行ってくださいね。

採集する際は、樹液がしみでている木を探します。
樹液にいなければ、その木の根元を見てみてください。
土の色が変わっているところや、少し盛り上がっているところに、カブトムシが潜っている場合もあります。

購入する場合は、店員さんがしっかりお世話しているので問題ないと思いますが、弱っていないかをよく見るようにしてください
うちの近くには昆虫ショップはありませんでしたが、ペットを扱っているホームセンターで売っていました。

近場にショップがない方は、Amazonや楽天などでも売っています。
そこそこお値段はしますが、外来種や大きいサイズの成体など、手に入れにくいカブトムシを飼えることも魅力です。

なお、メルカリでは、『公序良俗に反する行為』として生きものの出品は禁止されています。

カブトムシの寿命は?

国産のカブトムシの寿命は、成虫になってから大体1カ月~3カ月ほどです。

ただし幼虫時代をあわせるともっと長く、12~15か月ほどになります。

 幼虫時代  約10カ月
 さなぎ時代 約1カ月
 成虫時代  約1~3カ月

また、さなぎになる前と成虫になってすぐは、蛹室でじっとしている期間が1週間ほどあります。

遅めに成虫になった子でも、少なくとも9月の彼岸までには命を終えていきます。
長く土のなかで過ごし、やっと外に出てからの短い時間。大切に過ごしていきたいです。

カブトムシの飼育に必要なもの

< 必須のもの >

< あったほうがよいもの >

< あると便利なもの >

  • ビニル手袋(土を触るときに使用)
  • 目が細かい布団用洗濯ネット(土のガス抜きに必要)
  • スコップ(土を入れるときに使用)
  • プラスチックカップ(カブトムシを一時的に置いておく容器)

※リンクは同ページ内の詳細↓に飛びます。

ゆう

以下でひとつずつ解説していきますね!

● 飼育ケース(透明の虫かご)

土を入れられる、透明のケースを用意します。

フタがしっかり閉まるものを選んでください。
さもないと、カブトムシは力が強いため脱走してしまいます。


大きさは1匹あたり幅15cmが目安です。
うちでは上記のケースでオスメス1匹ずつ計2匹を飼育していました。
おおよそ 幅20cm × 高さ14cm(フタの高さは含まず) × 奥行13cm です。

オスを2匹以上同じケースで飼うのはやめたほうが無難です。
喧嘩して弱るのが早まってしまいます。
それぞれ別のケースを用意するか、同じケースにするならかなり大きめを用意してあげてください。

飼育ケース 大きさの目安

【 幅 】 1匹あたり 15cm

【 高さ 】 15~20cm以上

【奥行】 約10cm前後(エサ皿が置ける大きさ)

これより大きくてももちろんOKです!
広々できて喜ぶでしょう。
ただ、マット(土)が通常より多く必要になりますね。

こちらの写真は100円ショップで売ってあった飼育ケースです。
測ったら、およそ 幅15cm(下の方は14cm) × 高さ12cm × 奥行8.5cm でした。
ちょっと狭いですね。

ダイソーの大型店舗では300円~500円(税抜)で大きめの飼育ケースも売ってありましたので、100円ショップで買う場合はそちらをおすすめします。

夏になると、ほとんどの100円ショップに虫取りコーナーが出現します。
虫取り網や、虫かご(紐がついたもの)、飼育ケース、土、エサ、エサ皿、樹皮などなど…最近はなんでも百均で手に入るので助かりますね。企業努力に感謝。

近所の100円ショップの昆虫コーナーは7月下旬にはほぼ売り切れていましたので、百均を狙うなら6月中にゲットすることをおすすめします。

 昆虫マット

ケースの中に敷く土のことです。

ケースの1/2~1/3くらいまで入れてあげてください。

『成虫専用』と『幼虫から成虫まで使えるもの』があります

ガス抜きが必要なものがありますので注意してください。
ガスが残っていると、最悪弱って死んでしまうこともあるそうです。
ガス抜きの方法は後ほどご紹介いたします。 → 今すぐ読みたい方はこちら

ガス抜きが必要なものは大概パッケージ裏面の説明欄に記載されています。
ガス抜き不要と書かれていても、変なにおいがしたら再発酵している可能性があります。

ガス抜きする場所がないという方は、ガス抜きが必要ないくぬぎのようなマットを使用してみてくださいね。

■ 土は適度に湿らせる必要があります。
ぎゅっと握ると固まり、触るとぼろっとくずれるくらいが適当です。

■ 保水する際の水は、水道水でも問題ありませんが、塩素が含まれますのでできれば『浄水』や『煮沸して冷ました水』を使用するのがベターです。

 エサ

■ カブトムシのご飯は、市販のカブトムシ用ゼリーを購入するのが一番簡単です。

百均でも手に入りますが、単価は他で大袋を買うのとあまり変わらないと思います。

他にも高たんぱくタイプで高単価のものも売ってありました。
産卵前のメスや外来種で体の大きい個体には、栄養価の高いものがよいかもしれません

■ もしどうしても果物を与えたいなら、リンゴやバナナがおすすめです。
コバエが寄ってきやすいので対策をしっかり行ってください。

水分の多すぎるスイカやメロンはカブトムシがお腹を壊すおそれがあります。
また、マットが汚れてしまい、コバエやダニが発生する原因にもなります。

 エサ皿

エサを入れるお皿です。

ゼリーをそのまま置いても食べれなくはありません。しかし回転して食べづらかったり、ゼリー容器のフチに足がひっかかり取れてしまったり。それからマットも汚れやすくなるのでコバエやダニが発生する原因になることもあります。
ですので私はエサ皿を使うことをおすすめします。

百均でも扱っていますが、エサ皿を選ぶときはふたつ気をつけてください。

 1 安定して置けるもの
 2 深すぎないもの (浅く広口のものがよい)

置き方にもよりますが、転がりやすいものはカブトムシが動くうちにひっくり返ってしまいます。

また、深すぎるものはツノがひっかかってエサまで口が届かなかったり、メスの場合は入って出られなくなったりします。

木製のものだけでなく洗いやすいプラスチック製のものもあります。
お好みで選んでください。

 つかまるための木

カブトムシはよくひっくり返るので、自分で起き上がるための足場が必要です。

樹皮や小枝など、百均で売っているもので十分です。
自分で起き上がれないと、体力を使い、弱るのも早まってしまいます。
できるだけ用意してあげてください。

● コバエ侵入防止シート

カブトムシ飼育はコバエが発生しやすいです。
うちもはじめは、室内飼いにも関わらずいつのまにか部屋に黒いものが飛んでいて焦りました。でもコバエ侵入防止シートを使いだしてからは、見なくなりました。よかった…!

こちらのシートは、ケースとフタの間に挟んで使用します
まずケースより2cmほど大きくハサミでカットし、ふたを閉める前にシートを乗せます。
あとはそのままフタをしっかり閉めればOKです。

しばらくすると汚れてくるので、1~2週間に一度は交換してください。

百均で5枚入りで売っていました。
1枚を4つにカットして使用したので、結構長く持ちました。

コバエシートが売っていない場合、シートより頻繁に交換が必要になりますが、キッチンペーパーでも代用可能です。

 霧吹き

マット(土)が乾燥した状態だとカブトムシが弱ってしまいます。
1~2日ごとに土の状態を見て、保湿する際に霧吹きがあると便利です。

昆虫飼育用の消臭バイオ水分補給スプレーというものも売ってあります。
同時に消臭もできるのでこちらを使うのもよいですね。

霧吹きを使わない場合は、カブトムシを別のケースに避難させたうえで、土に直接適量の水をかけて混ぜ、保湿してください

なお、プラスチック容器は惣菜が入っていたものをきれいにあらって、フタにキリで空気穴をあけています。

カブトムシの置き場所

■ カブトムシは夏の虫ですが、暑さに強いわけではありません

もともと森林などの涼しい場所に住んでいる虫です。
温度で言うと20~25℃程度を好みます。
30℃をこえる場所には置かないようにしましょう

直射日光のあたる場所や、ベランダなどの暑い場所ではすぐに弱ってしまいます。

ですので飼育ケースは、可能な限り涼しい室内を選んで置いてあげてください。

■ 冒頭でも触れましたが、夜間飛び回る音がうるさい場合もあるので、寝室は避けることをおすすめします。

■ ちなみにうちでは、日中エアコンをつける時間が長いリビングに置いています。
室温は約26~27℃です。
日中は土にもぐり夕方になると出てくるという規則正しい生活(?)をしていますよ。

カブトムシの飼い方(お世話)

毎日やること

  1. 残ったエサを捨て、エサ皿を洗う(食べたエサの量をチェック)
  2. 汚れたケースを拭く
  3. 土の状態を見て、必要があれば霧吹きなどで保水させる
  4. カブトムシが元気か確認
  5. エサを入れる(①でエサが足りてなさそうなら前日より多めに入れる)

1週間に一度やること

  1. ケースの土をすべて取り出す
  2. ケースを水洗いする(洗剤は使わないほうが無難)
  3. 新しい土を入れる
  4. ちょうどいい湿り気具合になるまで水を足し調整する

■ ④のちょうどいい湿り具合というのは、ぎゅっと握ったら固まり、触ったらボロボロ崩れる程度です。
水は『浄水』か『煮沸して冷ました水』を使うのがベターです。

■ 素手で土に触ると手荒れする場合があるので、ビニル手袋などを着用することをおすすめします。

■ オスとメスを一緒に育てている場合は、②の前に卵がないかどうか確認してください
うちでは、潰さないように、人の体温で弱らせないように、慎重にさがしました。

昆虫マットのガス抜き

こちらはバックヤードで常にやっておくと便利です。

使いたいだけ袋から土を出し、空気の通る場所に数日置いておく
それだけです。

ただし、ガス抜きが必要のない(調節された)昆虫マットもありますので、昆虫マットの説明書きをよく読んでからにしてくださいね。

我が家ではベランダに置いているのですが、土をそのまま置くとベランダが汚れるし風で飛んでいく可能性があります。

そこで、布団用洗濯ネットを使用することにしました。
土が抜け出るのを防ぐため、できるだけ目の細かいものを用意してください。

あまりきれいな写真じゃなくてすみません。
  1. ベランダが汚れないよう紙をしきます
  2. 土をすべて洗濯ネットに入れます(ついでにスコップも入れました)
  3. 雨に濡れない場所で平らに広げ、ネットのジッパーを閉じます
  4. 嫌なにおいがしなくなるまで数日待ちます

これで、いつでも土を使える状態になります。

乾燥するので、使用するときは水で湿らせて、握ったらポロポロ少し固まる程度にしてくださいね。

土の交換は1週間に一度程度で大丈夫ですが、小さな虫(ダニ)が発生するなど急遽交換したくなるときがあるんですよね…。常に使える状態にしておくと一安心です。

まとめ

カブトムシは、子どもといっしょに飼う昆虫としては手が出しやすいと言えます。

ポイントを守って、元気に動く姿を見たいですね。

直射日光のあたらない、涼しい場所で飼育する

エサはできるだけ毎日かえる

昆虫マット(土)は乾燥させないようにする

フタがしっかり閉まる、広めのケースを用意する

以上、我が家がカブトムシを飼育した経験から、『カブトムシの飼育と必要なもの』に関しての記事でした。

お読みいただきありがとうございました!

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