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3~6才に大切な5つの教育分野を知ろう【モンテッソーリ教育】

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この記事では、モンテッソーリ教育のなかでの分類について説明しています。

こんな人におすすめ

☑ おしごと(活動)をする目的を知っておきたい方
☑ どんな活動をすればよいか迷っている方
☑ モンテッソーリ教育について理解を深めたい方

ゆう

分野がわかると、活動の『目的』や『指針』を意識できるようになります

モンテッソーリ教育 5つの分野

モンテッソーリ教育では、3~6歳向けに5つの分野があります。

モンテッソーリ教育 5つの分野
  1.  日常生活の練習
  2.  感覚教育
  3.  言語教育
  4.  算数教育
  5.  文化教育

このように、3~6歳の幼児向けには5つに分類されています。

それぞれ、下で詳しく説明していきましょう。

その前に・・・

そもそもモンテッソーリ教育がどんなものか知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

モンテッソーリ教育とは 近年、『モンテッソーリ教育』という言葉をよく聞くようになりました。そもそもモンテッソーリ教育とはなんでしょう。 モンテッ...

また、0~3歳向けには7つの教育環境があります。
こちらで記事にしていますので、よければご一読ください。

それでは、3~6歳の5つの教育分野をご紹介していきます。

日常生活の練習

日常生活の練習とは、その名の通り自分で生活していくための練習です。

具体的に言うと、このようなものがあります。

  • 物をはこぶ
  • 衣服の着脱
  • はさみで切る
  • 料理
  • 洗濯
  • 掃除
  • 縫いさし
  • 挨拶のしかた

   などなど…

どうでしょう。衣食住をベースとして、生きていくうえで必要なおしごとばかりですよね。

(※おしごと=モンテッソーリの活動のこと。上記リストはおしごとの一例)

『普段大人がやっていること』が多いので、「自分でやりたい!」と目を輝かせる子は多いと思います。

ゆう

『日常生活の練習』は、生きていくうえでの土台になります。
自立に向かう大きな一歩です。


感覚教育

感覚教育とは、感覚器官を意識して使う活動のことです。

感覚器官はご存じのとおり五感。下記の5つの感覚です。

  • 視覚 …見る
  • 聴覚 …聞く
  • 触覚 …触る
  • 味覚 …味を感じる
  • 嗅覚 …匂い

3歳をすぎた子どもは感覚器官が発達し、0~3歳の時期より踏み込んだ「感覚の敏感期」が訪れます。
「どう感じるか」で終わらず、秩序立てて整理・分類し、理解しようとするのです。

感覚教具には、以下の3つの操作が位置付けられています。

「対にする」「段階づける」「分類する」

感覚教具には以下のようなものがあります。

感覚教育の教具

  • 視覚(はめこみ円柱、ピンクタワー、長さの棒、茶色の階段、色板など)
  • 聴覚(音感ベル、雑音筒)
  • 触覚(ざら板、温覚板、布あわせ、秘密袋、重量板)
  • 味覚(味覚つぼ)
  • 嗅覚(味覚筒)

『感覚教育』は、今後の教育的分野(言語・算数・文化)の基礎になります。

ゆう

教具がなくても家で取り入れやすいものが多いので、ぜひお子さんの興味を見つつ取り組んでみてください。

言語教育

言語教育は、話す・読む・書くという ことばに対する教育です。

モンテッソーリ教育において、言語を習得する順番はこのようになっています。

聞く → 話す → 書く → 読む

そこから品詞の役割や文法に進んでいきます。

「聞く」と「話す」は0~3歳の時期に敏感期が来ることが多いです。ここで話しことばが発達していきます。

もちろん3~6歳でも聞く・話すことは継続して大事ですが、お子さんの興味は言葉に対する敏感期「書く」「読む」に行くころかもしれません。こちらは書きことばです。

モンテッソーリの言語教育では、ひたすら詰め込みで覚えるわけではありません。興味を持った時(敏感期)に適切な教具や環境に触れることで、いつの間にか読んだり書いたりできるようになるのです。

言語教具には以下のようなものがあります。

言語教育の教具・おしごと

  • 日常会話、ことばあそび
  • 絵カード
  • 絵本
  • メタルインセッツ(様々な形の定規のようなもの)
  • 砂文字板、溝掘り文字板
  • 文字スタンプ
  • 書き込み練習帳

   など

モンテッソーリの言語教育では、ひたすら詰め込みで覚えるわけではありません。

興味を持った時(敏感期)に適切な教具や環境に触れるうち、いつの間にか読んだり書いたりできるようになるのです。

ゆう

いつでも興味を持てる環境を用意してあげてね。
書くものや絵本は手の届くところに置いておこう!

算数教育

算数教育は、数や量、大きさに関する教育です。

モンテッソーリ教育では、以下の3つが一致した時に初めて数量概念を身につけたととらえます。

  • 数量 …りんごが3つあるという具体量がわかる
  • 数詞 …りんごを見て「3(こ)」と言える
  • 数字 …「3」という数字を書いたり「3」の文字を選べたりする

※例は「3」ですが、他の数に対しても同じです。

算数教具には以下のようなものがあります。

算数教育の教具

  • シール貼り
  • 算数棒
  • 砂数字板
  • 色棒ビーズ
  • 十進法の教具
  • セガン板

子どもたちは教具を実際に手で触り、大きさや量を実感しながら感覚的に体験します。そうして秩序化していき、いずれ抽象化(頭のなかだけでわかるようになる。暗算など)をしていくように導かれます。

ゆう

まずはしっかり目で見て手で触って具体的な量を体感するのが大切だよ

文化教育

文化教育は、言葉と数以外の分野の教育です。
動植物、地理、地学、歴史、音楽、体育、美術などがあります。

文化教具には以下のようなものがあります。

文化教育の教具

  • 地球儀
  • はめこみ地図パズル
  • 葉っぱのひきだし
  • 動植物の絵カード
  • 動物などのフィギュア
  • 時計

   などなど…

モンテッソーリ教育とは」の記事を読んでくださった方。
モンテッソーリの願いは平和な世の中であることを覚えておいででしょうか。

正しい教育のためには子どもの個性と興味を尊重することが大切です。

文化教育の目的

  • 知的好奇心を刺激し、はばひろく興味の種まきをする
  • 想像力を発達させる
  • あらゆるものに対する感謝と愛の気持ちをはぐくむ

ゆう

愛と興味にあふれた生き方をしてほしいものです♪

まとめ

ここまでご紹介した通り、モンテッソーリ教育には以下5つの分野があります。

5つの分野

日常生活の練習

 自分で生活していくための練習。

感覚教育

 五感を意識して使い、秩序立てて理解する。

言語教育

 聞く・話すから、書く・読む。さらに文法へ。

算数教育

 体験を通して、数量・数詞・数字を一致させる。

文化教育

 幅広い分野への好奇心を刺激し、想像力や愛と感謝の気持ちをはぐくむ。

ゆう

日常生活の練習や感覚教育で培ったものが、ほかの教育に生きていくんですね

以上、モンテッソーリ教育5つの分野についての記事でした。

お読みいただきありがとうございました!

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