この記事では、乳児期のモンテッソーリ教育における7つの教育環境別に、おすすめのアイテムをご紹介しています。
☑ 赤ちゃん~乳児の一番吸収する時期に揃えたいおもちゃがわかる
☑ どんな活動をすればよいか指針ができる(7つの教育環境)
☑ モンテッソーリ教育をおうちで取り入れられる
0~3歳は一番伸びる時期!
いろんな環境を用意して、興味をのばしてあげよう♪
『7つの教育環境』について詳しく知りたい方は、よければこちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。
足の発達におすすめ
7つの教育環境の1つめ『粗大運動の活動』です。
モンテッソーリ教育における粗大運動の活動は、おもに足の発達をうながす、全身を使った運動です。
ずりばいから歩行の獲得を目指します。
ただし、発達を急がせる必要はありません。ひとつひとつのステップを十分に重ねていってください。
ソフロックや積み木クッション
高さの低いものはずりばいで乗り越える練習もできます。
ほかにも、つかまり立ち、物をもってバランスを取りながら歩く、ものを積み上げるなど。やわらかいので安心して遊ばせられるのがよいところです。
高価なので、乗り越える練習だけなら固めの赤ちゃん布団を重ねて代用してもいいと思います。
バランスストーン・平均台
高さが低いものからそろっているので、歩くのに慣れてきたお子さんから幼児まで使用することができます。少し大きくなってくると、もうちょっと難しくしてまっすぐ歩く訓練。それから、ジャンプやバランスとりで体幹を鍛えるなど、幼児になっても長く様々な使い方ができておすすめですよ。
手指の発達におすすめ
7つの教育環境の2つめ『微細運動の活動』です。
おもに手指の発達をうながす活動になります。
おうちモンテ
おうちモンテッソーリの教具を手作りされる場合は、こちらの書籍がおすすめです。
百均で作れるものがたくさん紹介されています!
Kindle Unlimited会員なら現在(2021.12時点)無料で読めますよ。
取っ手つきの簡単な木製パズル
取っ手をつまむという動作が手指の発達をうながします。
まる、さんかく、パンダ、キリンなど語彙を増やす声かけもしやすいですね。
シール貼り
こちらのシール貼りセットは2・3歳のお子さんに最適です。
貼るときの集中力と、ぴったり貼れた時の達成感がたまりません。
日常生活の練習におすすめ
7つの教育環境の3つめ『日常生活の練習』です。
日常生活の練習は、粗大運動と微細運動があわさった活動です。
共同生活を送るひとりとしての、生活の練習をおこなっていきます。
ピッチャー
水をそそぐ練習で、「あけうつし」というおしごとに使います。
ピッチャーを2つ使って交互にあけうつす、もしくはピッチャーから器(コップ)にあけうつします。最初から水ではなく、大きめのビーズや豆を入れて練習をはじめるのもよいですね。※誤飲には気をつけてくださいね。
スポンジ絞り
雑巾をしぼるのがまだ難しいお子さんは、スポンジから挑戦してみてください。
セルローススポンジを手に合わせたサイズに切って使用します。
水を入れたボウルにスポンジを浸し、ボウルの上でスポンジを絞ります。絞り終わったら、机などを拭きます。
話しことばの発達におすすめ
7つの教育環境の4つめ『言語教育』です。
言語教育は、話す・読む・書くという ことばに対する教育です。
0~3歳は無意識に吸収していく時期で、おもに話しことばが発達していきます。
絵カード
モンテッソーリ教育では『本物』であることを重視しますが、こちらのカードはデフォルメすぎないイラストでちょうどいいです。うちもくもんのカードシリーズは大好きで、数種類そろえております。
絵本
赤ちゃんから乳児の時期の読み聞かせは、ことばを知るだけでなく、親子のコミュニケーションにもなり、『絵本=たのしい』を定着させる絶好の機会です。
ぜひ「たのしい!うれしい!」の体験をプレゼントしてください。
五感の発達におすすめ
7つの教育環境の5つめ『感覚教育』です。
感覚教育とは、感覚器官(五感)を意識して使う活動です。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚を刺激する活動をおこないます。
ビルディングカップ
モンテッソーリ教具の『ピンクタワー』がありますが、あれは大体2歳半からが使用目安となります。
0~1歳のお子さんならこちらのビルディングカップのほうが軽くて角もなくて扱いやすいです。高く重ねられると達成感があるので、夢中になってやってくれます。
布絵本
質感のちがう布をさわることで触覚をやしないます。
余裕のある方は、さまざまなはぎれを買ってきて手作りするのもいいですね。
音に親しむ活動におすすめ
7つの教育環境の6つめ『音楽』です。
歌や楽器、踊ることなどをたのしみながら音に親しんでいきます。
また、モンテッソーリ教育では音のない状態を体験することも重視します。
クラシック音楽
クラシック音楽は育脳によいと言われています。質のいい音楽に触れる経験を、0歳から、もっと言えば胎教としてもおすすめします。
雑音筒
音の違いや強弱を聞き分ける雑音筒です。
まず『静寂』を体験させ、静かな環境で耳をすませて聞かせます。
手作りする場合は、小豆やコーヒーの粉などそれぞれの筒にいろんなものを入れて楽しんでみてくださいね。
絵や創作活動におすすめ
7つの教育環境の7つめ『美術』です。
絵を描いたり、創作をしたり、芸術を楽しんだりします。
音楽・美術を含め、芸術は【ことば以外の方法で自己を表現する手段】です。
ポストイット イーゼルパッド
小さいうちは机に向かって描くよりも、壁に貼った紙や立てかけたもののほうが描きやすいようです。
こちらはW508mm×H584mmサイズのポストイットで、自立します。フィンガーペイントなどするのも楽しそうですね。
ねんど
天然素材の寒天でつくられた粘土は、やわらかいのに手につきにくく、乾きにくいので扱いやすいです。使用目安は2歳~となっています。
自己表現だけでなく、握る・ちぎる・丸める・伸ばす・くっつける…などたくさんの基本動作の練習にもなりますよ。
さいごに
たくさんのおもちゃを紹介しました。
お気に入りはみつかりそうでしょうか?
幅広く準備して、目に入るところに用意しておくのも大切ですが、もし遊ばなかったとしても「今じゃないんだな」と思ってゆったり構えてくださいね。
お気に入りがみつかったときに本人が満足いくまで同じもので遊ばせてあげることのほうがモンテッソーリ教育ではたいせつです。
以上、7つの教育環境にそって、おすすめのアイテムをご紹介しました。
お読みいただきありがとうございました!